
山形県は東北地方の南西部に位置する県です。日本海に面しているところで、山形市が県庁所在地になっています。煮
圏の地が市側一帯で、宮城県との間には奥羽山脈、西部には朝日連峰がそびえています。県境の大半は山地が占めており、総面積に対して森林は75%の割合を占めており、農業用地の割合は15%になっています。山脈の割合は85%を占めており、県の中央には最上川が流れています。
気候は日本海側気候であり、隣県の秋田県と同じように、県全域の9割の地域は特別豪雪地帯となっています。全体的に温暖な気温でもあり、夜は熱帯夜になるほどに蒸し暑くもなります。気温が高いため、雪が降っても解けやすいです。夏はとても暑いが比較的乾燥していて、朝晩も涼しくなります。また、春から夏にかけてフェーン現象が発生しやすくなっています。また、山形県は全市町村に温泉が湧き出るほどに観光資源に恵まれています。外国人観光客も年々増加していっているのです。
県下には県庁所在地の山形市をはじめとして、寒河江市、上山市、村山市、新庄市、米沢市、長井市、酒田市などがあります。
山形県には伝統工芸も伝わっており、置賜紬、白鷹袖、米沢袖、山形鋳物、山形仏壇、天童将棋駒、羽越しな布といったものがあります。
白鷹袖についてですが、長井袖と発祥を同じくしているものです。白鷹袖は、米沢藩が領内に青苧や紅花といった材料の生産地から、自給自足の絹織物産地に変更したことで始まっています。白鷹袖は、全国ここだけとなった染技法によって作られています。
そして、米沢織ですが、自然の染料を生かした草木染です。江戸時代に盛んになってから、自然の染料を使って織り上げてきた電灯は今も変わることなく続いているのです。簡単なものであれば10日前後でできます。複雑なものになると2ヶ月以上はかかるものとなっています。米沢の人の真心が伝わるのが米沢織りなのです。当然、着物買取においてもこれらの織物は高く評価されています。