
中国地方のうち、山陰地方の東側にある鳥取県。全国の都道府県の中でも一番人口が少ない県ですが、鳥取砂丘や大山、弓ヶ浜半島のような見どころも多数あります。西日本の中でもとりわけ豪雪地帯で、冬になると積雪量が多いです。東北や北海道と比べると厳しい冷え込みはありません。
県庁所在地の鳥取市は、山陰地方の中でも関西との結びつきが強い地域です。神戸市、大阪市、京都市からいずれも約200kmの距離で、同じ中国地方の広島市まで300kmの距離があると考えると近いと言えます。江戸時代は池田氏が治めていた鳥取藩の城下町で、歴史的な名残を感じさせる建物も存在します。
米子市は鳥取県内の西側にあり、島根県や広島県といった中国地方との結びつきが強いです。商業都市として発展した歴史があるため、山陰の大阪と呼ばれることも少なくありません。古事記にもたびたび登場することから、歴史的な価値も高い市町村と言えます。また、山陰最大規模の皆生温泉も米子市です。
鳥取県を代表する着物は倉吉絣でしょう。倉吉では高い技術力で絵画的な絣を追っています。江戸末期に誕生したのですが、明治時代になると全国でたちまち評判となりました。高度な技術ゆえに機械化できず大量生産はできなかったのですが、戦後になってから復興運動が行われて今に至ります。高度な技術によって美しいデザインが特徴なのが倉吉絣のため、着物買取においても価値が高いです。
また、米子市や境港市などがある弓ヶ浜半島で作られているのが弓浜絣です。倉吉絣や広瀬絣と並び、山陰の三絵絣と呼ばれることも少なくありません。綿が盛んだった弓ヶ浜では絣を作っていましたが、素朴なデザインで人気になりました。こちらも着物買取市場での人気が高いです。
鳥取県には倉吉絣や広瀬絣など、知名度の高い着物がたくさんあります。そのブランド性の高さは多くの人が知るところでしょう。着物買取は状態次第で高く売れます。気になる着物が自宅にあるなら、ぜひ着物買取を相談してみてください。