
熊本市は熊本県の県庁所在地で、自然と共存した街づくりが推進されている街としても知られています。中心市街地は近代的な街並みを見せていますが、郊外に目を向けると豊富な自然を残していますし、文明と自然が共存している暮らしやすい街と言えるでしょう。熊本市は熊本県内でも指折りの観光都市として有名ですし、特に日本三大名城の一つとして知られる熊本城は人気があります。豊臣秀吉の子飼いであり猛将として名を馳せた加藤清正公が築城した城であり、清正公が英知を集結して築城した難攻不落の城としても知られています。
熊本県で有名な織物の一つに天草更紗が挙げられます。もともと海外から入ってきた更紗は日本の職人の手によって工夫され、その後庶民からも愛される布へとなっていきました。独特の模様が特徴的で、現在でも天草更紗は高い人気を誇ります。後継者が見つからずに存続の危機に見舞われたこともありましたが、天草市で本格的な復興が進みます。ただ、その後も再び存続の危機に立たされるのですが、2002年にまた平成の天草更紗として復活を遂げることになります。もともとの技法にプラスして新しい技術、システムも組み込むなど現代でも進化を遂げているのが天草更紗です。
肥後木綿も長崎県を代表する織物で、江戸中期頃から広がりを見せました。もともと農村の一般家庭で織られていた織物なのですが、その後合成藍で染めた糸を縞模様に織るなど進化した織物でもあります。素朴な縞模様と丈夫さが特徴で、だからこそ農村の一般家庭で支持されていたのかもしれません。天草更紗にしろ肥後木綿にしろ人気のある布ですし、これらを用いた着物や帯は現代でも人気があります。もし、手つかずのまま所有している製品があれば着物買取の専門店に査定してもらうのも良いかもしれません。特に使っていないものならそのまま眠らせておくより遥かにお得です。査定は無料であることがほとんどですから、一度査定だけでも受けてみましょう。