
香川県と言えばうどん県の異名もとる県として有名です。四国でもっとも栄えている県と評されることもありますし、豊富な観光資源と郷土料理を武器に年間を通して大勢の観光客を誘致することにも成功しています。香川県で代表的な都市と言えば県庁所在地でもある高松市でしょう。四国を代表する都市であり、もっとも繁栄を遂げている都市と言っても過言ではありません。もともとは高松藩の城下町としても栄えた経緯がありますし、このエリアを代表する商店街の一つは頻繁にメディアで取り上げられるなど活気にあふれています。もちろん、高松市にも数多くのうどん店が存在しますし、市域の至るところで美味しい本場の讃岐うどんを食すことが可能です。
保多織は香川県を代表する県産品の一つとして知られています。高松藩の初代藩主が命名したとも言われており、鮮やかな色合いと実用性に優れた丈夫さが人気となりました。当時から高松藩の秘法織としてその技法が手厚く保護されてきた歴史があり、幕府への献上品にも採用されていたほどの人気ぶりです。間違いなく当時の高松藩の財政を担っていた重要な財源の一つと言えるでしょう。独特の風合いや美しさにばかり目が活きがちですが、通気性の高さもポイントです。夏は涼しく冬は暖かいという素晴らしい性質を持っており、現在でも人気があります。
さぬきのり染めはもち米を原料として作った糊を使って染める技法のことを指します。鮮やかな色彩となることが大きな特徴で、これも香川県を代表する特産、名産の一つと言えるでしょう。現在でも讃岐のり染めはさまざまな製品で用いられている技法ですし、端午の節句で使用する旗指物や大漁旗などで使われることもあります。温かみのある味わい深い染物に仕上げることができますし、ほかの技法では再現できない独特の色合いと風味を実現できます。讃岐のり染めが使用された製品は中古市場でも高値で売れることが多いですから覚えておきましょう。